クラウド会計のメリット・デメリット
クラウド会計のメリットは4つあります。
まず、どこからでもアクセス可能。アカウント情報を入力すれば、パソコンやスマホからリアルタイムにデータにアクセスでき、柔軟性が向上します。データはクラウド上に安全に保存され、紛失や盗難のリスクが低減します。
次に、自動仕訳が可能。金融機関の明細をクラウドに取り込むことで、経費の支払いが簡素化され、業務効率が向上します。
3つ目は他のサービスとの連携。POSレジや請求書システムと連携することで、売上計上の精度が向上し、入力作業が削減されます。
最後に、複数人での利用が可能。データがクラウド上で一元管理されているため、経理担当者や経営者、顧問税理士など複数人が同時にデータを確認でき、円滑なコミュニケーションが期待できます。
一方、クラウド会計のデメリットも4つあります。まず、インターネット接続が必須。接続できない場合は利用できないため、臨機応変な利用が難しい状況もあります。
次に、セキュリティ面の不安。情報がインターネット上に保存されるため、サーバの問題やサイバー攻撃による情報流出のリスクが懸念されます。
3つ目は操作性の劣化。クラウド会計は簿記の知識がない人向けにデザインされており、インストール型のソフトと比べると入力時の操作が緩慢であるため、手入力の作業の割合が多い場合、クラウド会計の方が時間がかかると言われています。
最後にランニングコスト。月契約や年契約が一般的で、インストール型よりも継続的なランニングコストが発生します。
結局、クラウド会計とインストール型の会計ソフトにはそれぞれメリットとデメリットがあります。会社の状況やニーズに応じて、検討を重ねることが重要です。